灯が点る

和歌山に住む息子から、今年のお盆休みは帰省しないという電話があった。コロナウィルスの感染者が、昨日も1日の感染者数の最高を記録しているニュースを観たばかりだったので、仕方がないと思う。嫁が介護の職にあることも、帰省することに慎重になった理由だと息子は言っていた。もし、こちらに来て感染などしたなら職場に迷惑がかかるだろうというのだった。成長しただろう3人の孫たちに会えないのは残念だが、仕方がない。

私もまだ、隣の大阪に行くには慎重になっている。不要不急の外出をしないで数か月がたっているが、なんとなく気持ちが沈み込んでいく。お店にランチに来て下さるお客様とお話しすると、皆さん一様に同じことを言われる。

何か、すかっとしたい!

70歳過ぎた私がそう思うのだから、行動力のある若い人たちはもっとその気持ちが強いだろう。閉塞感に輪をかけるように梅雨末期の雨がきょうも降り続けている。

洗濯物がカラッと乾かないのでアイロンを当てる。雨の中を買い物に行くのが億劫なので家にあるもので食事を作る。だるいな~と、思う。

しかし、昨日は長女の知り合いから良いお話をいただいた。9月初めに、音楽のイベントを企画していて、わたしのカフェを会場に選んでくださったのだ。第1回の打ち合わせをしたが、少し先に明るい灯が点ったような気持ちになった。