土曜日のカフェで

土曜日のカフェのお客様はご家族連れの、それも0〜3歳までの小さな、お子様同伴の方に多くご利用頂いている。元、認可外保育園の保育室をカフェにした経緯で、当時の雰囲気を残してあるのが、気兼ねなく小さなお子様を連れてご来店いただける理由だと思っている。

今日は、ふたりの子どもを夫が実家に連れて行ってくれたからと、お友達とランチを楽しんでいた常連客のMさんが、{ごゆっくりお食事して下さいね}と、誰かに言っている声が厨房まで聞こえてきた。誰に言ったのだろうと気になって暖簾を上げて見てみると、他のお客様が連れて来られている3歳の男の子を膝に乗せて絵本を開いていた。
彼女のお友達も他のお客様の同伴された女の子と遊んでくれている。
ふたりの子ども達の親御さんは恐縮しながらも、子どもの扱いに慣れたMさんたちに託して、安心して食事を続けておられる。
あ〜、いいなあ〜。こんな空間づくりがしたかったんだよなあ。子育て中のママたちがホッとできて、気兼ねなくランチが食べられる店。
経営は火の車だけど、やりたかったことを目に見えるかたちで、お客様に教えて貰ったと思った。
10月29日は、そんなママたちのためのイベントが(個育ちネット)の主催で企画されている。チェロの演奏と絵本の読み聞かせ。そしてランチも楽しんで頂くという内容だ。美味しいランチを心を込めて作ろうと思っている。