売上アップの本当の理由

前回のブログは、ちょっと調子に乗り過ぎた。

チキリン著「自分の時間を取り戻そう」ダイアモンド社を読み、コロナウィルスの影響下で売り上げが前年度を上回ったのは、自分がやり方を変えた結果だと思い込んだのだ。

確かに、今までより増えた仕事量を時間内にやりきるためにいろいろと考えて工夫をした。そのことは、チキリンが「生産性を高める」方法として揚げている、まさにそれを自分はやったのだと、本を読み進めながら少し興奮していた。「生産性を高める」と、本当に結果が出たと短絡に結論付けたのだった。

しかし、書き終わってから時間が経過するにしたがって、「まてよ」と思うようになった。売り上げが伸びたのは、始めたばかりのテイクアウトが好評だったからだ。では、誰がテイクアウトの商品を購入してくれていたのか。インスタにアップした料理の写真を見て初めての客が購入してくれることはあったが、ほとんどは保育園をしていた時の元保護者が買い上げてくれていた。

売り上げが伸びた本当の理由は、苦境に立つ元園長を助けてくれる人たちの思いだったのだと、気が付いた。カフェの常連客や開店前から応援してくれている人たちも、テイクアウトのリピーターとして店を支えてくれている。

今回のことで、自分を支えてくれている人たちの存在を改めて認識し、心底ありがたいと思ったのだ。これから、どんな形でお返しができるだろうと、今はそのことを考えている。